ウールボックス

作り方を細かく説明したいのですが画像が歯抜け状態なので、文章と「90大型濾過槽」の作り方を参考にしてください。

まずウールボックスを乗せる濾過槽は「レイシーRF-120」の濾過槽です。

自作で作る上でまず1番重要視したのが「メンテナンスが容易に出来る事」

メンテが容易に出来るようにすると言うことは、なるべく既製品に近い出来で、元の濾過槽を傷つける事無く取り外しが出来る。

っと言うことを前提に製作しました。

材料

塩ビパイプ

P13、1m(ポンプ給水用)
P20、1m

エルボー
P13、1個
P20、1個

塩ビ板、120×30×3t(厚さ)、5枚

耐圧ホース、1m





サイズ、カット、仮組

サイズは、120×30×3t(厚さ)の塩ビ板を5枚用意しました。

ウールボックスのサイズは、まず濾過槽の蓋が乗っている引っ掛けの部分に設置するので、幅、長さは濾過槽の蓋のサイズに切り分けました。

高さに関しては塩ビ板が120×30なので、そのままの30cmを高さにしましたが、これはまだ低くて(15~20cm)も効果は十分にあると思います。


カットの仕方、仮組は「90cm大型濾過槽」を参考にしてください。

画像は仮組した、ウールボックスです。

底面は本来パンチングを使いますが、底面に「人工芝」を使用しますので、あえて空かして製作しています。







コーキング仕上げ


仮組した後、しっかりとマスキングテープで養生しコーキングを打ち仕上げます。

無駄なく使えばコーキングは1本で足りると思います。

コーキングは1液性、変性シリコン、抗菌剤の入っていないタイプのクリアを使用しました。

画像はコーキングの仕上げ後です。







パイプ類取り付け


画像はポンプから汲み上げた水をウールボック内に入れる為のパイプです。

ホールソーであけた穴にP13用エルボーを差込、コーキングで固めました。

固定するのにコーキングだけでは不安定なので、硬質ゴムなどを穴とエルボーの間に詰めて固定し、その上からコーキングを打ってます。







部品の取り付け

シャワーパイプはレイシーで使っていたものを使います。

シャワーパイプの引っ掛けは、余った塩ビ板を火で炙り「Uの字」にまげて、溶剤で接着しています。

シャワーパイプの下に見えるエルボーの付いたパイプがありますが、ウールが目詰まりした時、ウールボックスから水があふれ出ないように、
パイプの高さまで水位が増すとオーバーフロウして濾過槽に逃げるためのパイプです。

メンテを小まめにしていれば、必要の無い物ですが、もしもの為に付けました。

黒い淵が蓋の引っ掛けになります。

底に人工芝が見えますが、ウールを通った水が人工芝の目を通る時にエアーを含むため、濾過槽への酸素供給になります。

実際、非常に細かい気泡が濾過槽排水口より出ています。








シャワーパイプ取り付け

ウールを入れずにシャワーパイプを取り付けテストをしています。

この時にしっかりとポンプからシャワーパイプまでの配管&ホースを繋げないと外れて噴水上体になります。








完成!設置





ウールボックスを設置した画像です。

ウールは1キロと60cm用のウールを2枚使用しています。

結果は「observations」にも書いてますが、ヘドロの沈殿が非常に少なくなり、ろ材の目詰まりも解消できています。

現在も使用していますが、水漏れ、崩壊などの事故はありません。

最後に、ウールボックス製作の参考にさせていただいたリンク先にもある、しゅうさんのオスカーサイトOscar Sprout
の「DYIBox」にウールボッスの製作が詳しく記載されています。






最後に、製作に関して細かく画像が取れていない所、説明不足、などがありますがご了承下さい。
政策に関して、材料、部品、資材、など本来の用途と使い方を間違えている部分もあります。
水圧に対しての強度計算や濾過槽本体の接着方法、水量に対しての配管の径、ろ材の量、ウールの厚さ、ポンプの水量に対しての濾過槽の大きさなど
不安要素は全て解消できたわけではありません。
水漏れや崩壊などの重大事故に繋がる恐れが有ります。
製作をやってみようと思われた方は、「
自己責任」でお願いします。



最後まで見ていただきありがとう御座いますm(__)m